昔から初対面の人との会話は苦手だ・・・。
会話が上手い人ってなんであんなにどんどん会話を広げられるんだろう?
あそこまでじゃなくてもせめて普通の人くらいには雑談できるようになりたい!!
何か簡単なコツとかないかな?
今回はそんな疑問に答えます。
・会話のコツは構造を理解することです
・正しい優先順位で改善しましょう
よく聞く会話のコツについて
みなさんは会話や雑談に関する本を読んだり、サイトを見たことはありますか?
僕は本も何冊も読みましたし、なんならセミナーに行ってみたこともあります。
しかし、そういった場で手に入る方法はどれも断片的で小手先の情報ばかりでとても有益なものではありませんでした。
例えば会話のテクニックとして、
「自分が話すのではなく聞く立ち場になりましょう!」
「なるべく肯定の言葉を多めにしましょう!」
であったり精神論として、
「雑談は面白くなくてもいいものだ」
「沈黙はわるいことじゃない」
であったり。こんなの見たことないですか?
そうなんです。
たいてい抽象的な内容で会話の具体的な広げ方なんかには触れていないですし、なにより人によって苦手な部分も違うので中々成果になりにくいです。
まずは会話の構成を理解し、どこが会話を広げるのに大切なのかというコツを見極める必要があります。
会話上達のコツ① ; 会話の構成を理解する
まず、自分は会話のどこが苦手なのかを知るために会話の構成を知りましょう。
会話は
-
質問
-
回答
-
相槌
-
コメント
-
話題転換
-
エピソードトーク
-
報告
といった7つのパーツで構成されます。
これらのパーツのうち上手く扱えていないのはどれなのかを理解することが会話上達のコツになります。
実際の会話例を見ながら確認してみましょう。


てことは◇◇大か!(コメント)
じゃあ駅前のラーメン屋とかよくいってた?(質問)

やっぱみんないくよね!(相槌)
あそこすごいおいしくない?(質問)

ねー!(相槌)
でもあのお店来月で閉まっちゃうらしいよ(話題提供)
そうなの!(相槌)
めっちゃショック(コメント)

あの駅行くことなくなりそうだよほんと。(コメント)
まぁ店長が腰やっちゃって立ってられないらしいから仕方ないけどね~(コメント)
そーだったんだ。。。(相槌)
それにしてもずいぶん詳しくない?(質問)

そーなんだよねw(相槌)
実はバイトしてたことがあって・・・(エピソードトーク)
いや~B君すごいですね~。
初対面とは思えない快活なトーク、これぞコミュ力おばけといった所でしょうか。
一方やま氏君も一応相手の力量もあって会話を続けることはできています。
これは適切なタイミングで正しいパーツを使えているからです。
しかしながらやま氏は話題提供やエピソードトークのような能動的なパーツを全く使えていません。
質問やコメントも内容が薄いことから、相手側の会話能力が高くないと自分から盛り上げることはあまりできないでしょう。
このように会話の構成を知ることで、パーツ単位で使えていないのはどこなのか?使えてはいるが十分じゃないのはどこなのか?を理解し適切な改善に取り組むことができます。
会話上達のコツ② : 会話のパーツごとの優先順位を理解する
では、やま氏のようにいくつもの課題が見えてきた場合にどこから取り組むべきかをお伝えします。
ここで取り組む順番を決めて順番に改善していくのが会話上達のコツになります。
- 質問 = 回答≧相槌 = コメント > 話題提供 >>> エピソードトーク > 報告
先ほどの会話例をもう一度見てみてください。
質問、回答、相槌、コメントでほとんどが構成されています。
この4つに問題がある場合は早急に対策が必要です。
やま氏の場合は「質問」と「コメント」が薄く、「話題提供」と「エピソードトーク」が無いという問題がありました。
この場合は全くできていない「話題提供」と「エピソードトーク」よりも「質問」と「コメント」に厚みを持たせる努力をするのを優先すべきです。
多くの方がイメージしている会話を広げるは「話題提供」のことだったりしますが、それよりも質問やコメントを磨く必要がある場合が多いです。
会話上達のコツまとめ
①会話の構成を理解
②改善ポイントの優先順位を理解
この理解がない状況で本を読んだりセミナーに行っても意味がありません。
自分はどこが苦手なのかをまず知りましょう。
・「質問」を上手くするコツは?
・「相槌」はどんな時にどんなふうにすればいい?
など、パーツごとの具体的なコツについてはこちらの記事で解説しています。
困っている人 会話の構造は分かった、自分の苦手な部分もイメージできた。 で、どう改善するのーーーー!!! おっしゃる通りです、ご回答します。 前編の記事では、会話の構造と必要なパーツ・改善すべ[…]