会話の構造は分かった、自分の苦手な部分もイメージできた。
で、どう改善するのーーーー!!!
おっしゃる通りです、ご回答します。
前編の記事では、会話の構造と必要なパーツ・改善すべき優先順位についてお話しました。まだ読んでいないという方はこちら見てから本記事を読むとより効果的です。
困っている人 昔から初対面の人との会話は苦手だ・・・。 会話が上手い人ってなんであんなにどんどん会話を広げられるんだろう? あそこまでじゃなくてもせめて普通の人くらいには雑談できるようになりたい!! 何か簡単なコツと[…]
・会話のパーツごとの改善方法が分かります。
・初対面の人と会話ができるようになります。
初対面の人との会話のコツ① : 質問
「質問」は会話のパーツの中でも使用頻度が非常に多く、最も重要なものになります。
「質問」におけるよくある間違いとして、自分が聞きたいことを単純に聞いてしまうパターンです。
たまたま相手の話したい話題、得意な話題であればいいですが、そうでない場合は嫌な気持ちにさせてしまいます。
※もちろん盛り上がった後や、相手との関係性ができている場合は大丈夫です。
「質問」の目的は2つあるので解説していきます。
情報収集
初対面の人との会話では、なるべく相手の好きな話題や得意な話題で話すことを目指します。
そのためには相手が何が好きなのかを調べる必要がありますよね?
もちろん相手がおしゃべりなのであれば勝手に教えてくれると思いますが、どちらかというとそういう人は少ないです。
そこで「質問」が活躍します。
初対面であっても、口数の少ない人でも質問されれば無視はしないですよね。
まずは質問をして様々な情報収集、そして最終的に相手の好きな話題を見つけましょう。
話題の誘導
質問をすると言っても「なにが好きなの?」と聞くのではありません。
自然な流れで相手の食いつきが良い話題を探します。
そして好きそうな話題が見つかったら、その内容に興味があるから教えて欲しいという立場で会話をしましょう。
そうすれば相手も悪い気はしないですし、当初の目的通り相手の好きな話題で会話できます。
そういった相手の好きな話題が分からないうちは、自分で会話をコントロールする必要があります。
コントロールと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに相手の好きなモノを探そう!ということです。
難易度順に具体的な質問の仕方を紹介
初対面の人との会話では情報収集をしながら話題の誘導をする質問が重要です。
当然話題の誘導のほうが難しいのでまずは情報収集から始められるように難易度別に具体例を紹介します。
共通点関連の質問をする
初対面の人との会話で最も重要なのは共通点関連の質問です。
初対面で共通点なんてわかるか!と言われることがよくありますが、そんなことはありません。
人の紹介なら「紹介者」
お店にいるなら「お店」
のように必ず少しは共通点があります。
特にイベント会場や飲み屋なんかで実際に僕も使うことが多いです。
具体例を紹介します。
■紹介者がいるパターン
→A君とは何の友達なの?
■就活イベントで会ったパターン
→合同説明会ってもう結構行ってますか?
なんかこれくらいならできそうじゃないですか?
初対面の最初の状態からの会話はどんなにコミュニケーション能力が高い人でもこういった質問から始まっています。ここがクリアできたらまず一歩前進です!
相手の答えから関連する内容の質問を行う
これは先程の共通点関連からの質問を突破口に情報収集をするための、いわば二の矢だと思ってください。
ここでは頭の中で連想ゲームをしながら会話をします。
何の友達?→地元
(地元といったら新潟!新潟といったら日本酒!)
やっぱり日本酒とか好きだったりするの?→好き
(日本酒好きといったら→酒豪!)
じゃあやっぱりお酒強いの?
こんな感じです。
たったこれだけの会話で気づいたら「A君の地元の友達で新潟出身の日本酒好き」という所まで情報を得ることに成功しています。
もちろん連想ゲームがニガテだ!という人もいると思います。
そういった方は語彙を増やすことから始めるといいかもしれないですね。
入手した情報から関連情報を想像し仮説を持った質問をする
一気に難しそうな雰囲気が出てきしたね(笑)
これが話題誘導に必要な質問になります。
先程の連想ゲームでは口にすること以外に頭の中で関連キーワードを考えていたと思います。
この仮説を持った質問では、そこにプラスαで会話の展開を考える必要があります。
具体例で見てみましょう。
何の友達?→大学の友達
(◇◇大と言えば□□駅だな、駅前には飲み屋がいっぱいあったな。
あとはスポーツが盛んで野球が確か強かったな。飲み屋の話からお酒の話に持っていこう。
刺さらなかったらスポーツの話題だな。)
◇◇大がある□□駅っておしゃれな飲み屋がわりとなかったっけ?
こんな感じです。一気に考えることが増えますね。
正直結構難しいです。1単語連想するだけで良かったさっきよりも短時間で複数連想しなければいけませんからね。
逆にここをクリアできれば「質問」で困ることはないでしょう。
これに関しては慣れもあるので練習も必要だと思います。
初対面の人との会話のコツ② : 回答
「回答」に関しては先程の質問と違って単純です。
シンプルに聞かれたことに答えてあげればOKです。
ただ、初対面で相手の会話スキルが分からない状態なのであれば、回答に付随する情報を添えたり、逆にこちらから「質問」してしまうのがおすすめです。
目標はあくまで相手の好きな話題を探すことなので、自分で会話をコントロールできる「質問」ができたほうが安定します。
具体例を見てみましょう。
→仙台だよ。行ったことある?
就職するまでずっと仙台だよ!
ただ回答するだけであれば皆さんすでにできる状態だと思うので、「質問」がある程度できるようになったら意識してみましょう!
初対面の人との会話のコツ③ : 相槌
「相槌」は相手の「回答」の後や、「エピソードトーク」の間に挟んでいくものです。
初対面の相手にはなるべく相手に気持ちよく話してもらいたいので、積極的に使いましょう。
今回のスコープではないですが、話し好きな人が最も求めている反応です。
ずーっと喋ってしまうおしゃべりさんなんか相手であれば「相槌」だけで場が持ってしまうこともしばしばあります。
いくつかの引き出しを持っていれば状況に応じて使い分けるだけなので慣れてしまえば自然に出ると思います。
とは言え、内容だけでなく表情や声量等による影響が大きい部分なので練習は必要になるかもですね。
以下のレパートリーをなんとなく頭に入れて使ってみてください。
・肯定・共感
分かる!、たしかに!、そうだよね~、その通り!、なるほど~、すごい!
・驚嘆・疑問
えぇ!、ほんとに!?、まじか!、うそぉ!、やば!
・促し
それでそれで!?、そのあとは!?
・復唱
例) ・あそこのカレーめっちゃおいしかった!
→あそこのカレーはほんとにおいしいよね!
初対面の人との会話のコツ④ : コメント
これまで紹介した「質問」「回答」「相槌」だけでも初対面の人との会話は十分に実現可能です。
この「コメント」はより相手への共感を示すことができるので、より相手が気持ちよく話せるようになります。
まずは「相槌」の復唱とセットで使い、徐々に「コメント」の幅を大きくしていくと上達します。
→◇◇大だよ!
◇◇大か!めっちゃ頭いいね!
◇◇大か!聞いたことある!
◇◇大か!友達がいってわ!!たしか野球強いとこだよね!
これも結局連想ゲームを頭の中でやっているからこそできることなので、「質問」ができていれば自然とできると思います。
初対面の人との会話方法まとめ
前編から読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。
まだの方や復習したい人はこちらもチェックしてみてください。
困っている人
昔から初対面の人との会話は苦手だ・・・。
会話が上手い人ってなんであんなにどんどん会話を広げられるんだろう?
あそこまでじゃなくてもせめて普通の人くらいには雑談できるようになりたい!!
何か簡単なコツと[…]
会話能力は才能の一言で片付けられがちですが、ニガテな人でも必ずできるようになります。
僕はこの記事の考え方で話せるようになりましたし、相談していただいた場合はアドバイスをしてみなさん上達しています。
大切なのは
・改善箇所の優先順位付け
・順番に改善
という大まかな手順です。
あとはこの記事のコツをしっかり頭に入れて、実際に練習してみてください!
Twitterからご連絡を貰えればご相談にも乗りますよ\(^o^)/